【記事】「一番見るのはヒカキン」盲学校の生徒たちがYouTubeに夢中になるワケ(彼らはどうやって動画を「見る」のか)
PRESIDENT Online 2021.06.30
【出典元】https://president.jp/articles/-/47415
ラジオかと思いきや「YouTube見てます」
われわれは目の見えない若者が置かれた今の状況を知ろうと、かつて寺山修司が訪れた東京都立文京盲学校に取材を依頼し、許可をいただいた。高校生にあたる年代の視覚障害者の生徒が通学する特別支援学校である。
取材を申込んだ時点のわれわれの思惑は「目の見えない子どもたちは、視覚重視の方向に向かう動画メディアに疎外感を感じており、聴覚メディアであるラジオの重要性を訴えるのではないか」というものだった。
だが、実際に盲学校の生徒たちに話を聞くと、回答はまったく異なるものだった。「みなさんはふだん、どんなメディアに接していますか」という最初の質問に対し、「一番見ているのはYouTube」という、いかにも今どきの高校生らしい答えが返ってきた。
驚いたのは、生徒たちがYouTubeを「見る」と表現した点にある。
続きは、https://president.jp/articles/-/47415
【記事内に登場する寺山修司ソニーカセットテープのラジオCM】
https://www.youtube.com/watch?v=RP3KWsiclys&ab_channel=keiwaka
私たちもスリランカの視覚障がい者の若者たちと2011年以来共にしていますが、IT技術の進歩、特にスマホの普及で彼らの情報へのアクセスは大きく改善されました。現在、指圧師養成の基礎医学のテキストを音声で製作しています。キャラクターや画像に目が行きがちな人気YouTuberのコンテンツですが、『さまざまな効果音やエフェクトが巧みに使用され、番組を盛り上げている』という音声としても飽きさせないための工夫は、大変勉強になった視点でした。