【記事】スリランカ産サラシア茶が発売!らしい

血糖の吸収をゆるやかにする不思議な力を持つサラシアの木。アーユルヴェーダの薬の材料としても大切に使われてきました。

スリランカ産のサラシアを使用したサラシア茶が発売されたそうです。大手の製薬会社からも次々サラシアに含まれる「サラシノール」の効能に着目したサプリやお茶が発売され、定期的に買う方も多いようで、すっかり日本にも定着してきた感があります。

【出典元】https://www.value-press.com/pressrelease/273496

サラシアとは?

当会事務所にある年代物のサラシアカップ。水を入れて飲むとサラシノールが摂取できるという伝統的な製品。これを使う出番は今のところないですが、今ではなかなか貴重ですね笑

​サラシアは、インド、スリランカ、東南アジア、ブラジルなどに自生する樹木で、東南アジアの伝統医学にも使われてきました。サラシアに含まれる機能性表示成分「サラシノール」の働きにより、人が元来持っている善玉菌を増やすことができると言われています。

<サラシアの特徴と期待される効果> 

1.サラシアを摂取することにより、糖が小腸で分解・吸収されるのを抑制。

2.分解されなかった糖は腸にいる善玉菌のエサになり、善玉菌が活性化。

3.腸内環境が整い、免疫関連遺伝子の発現が高まることで免疫力が向上する。

​『一般に普及しているのはインド産やタイ産のサラシア茶ですが、アサヒ物産がこのたび発売する「サラシア茶」は、スリランカ産のサラシアを100パーセント使用しています。スリランカ産サラシアは特別にコタラヒムとも呼ばれる高品質なもので、スリランカ政府によって厳重に管理されており、他国産の安価なものより希少価値が高いことで知られています』

【出典元】https://www.value-press.com/pressrelease/273496

スリランカでも糖尿病や肥満が問題に

以前、スリランカで開催された日本企業向けセミナーで発表した資料から。スリランカカレーやアーユルヴェーダのイメージからヘルシーなイメージがある方も多いかもしれませんが、スリランカでも「肥満」が社会問題になっています。これらの問題は、「食育」や「食の安全」ともリンクしていることから、特にビジネス関係の方々にも知っていただきたく、セミナーでも取り上げました。

サラシアのニーズは日本以外でも

APCAS

サラシアは、「血糖の吸収をおだやかにする」という効能が世界的に注目され、資源保護のため政府によって一部輸出禁制になるほどです。中国の貿易企業から以前サラシア茶のデザインとブランディングのお話をいただきました。中国市場で売るには、イメージはとりあえず金色がいいという要望があり、私たちにとっても新鮮でした。サラシアですべてを解決するのは難しいと思いますが(笑)、まずはバランスのよい食生活と適度な運動を心掛けたいです。