【記事】農地の温暖化ガス、ダニが抑制 土にココナツ殻混ぜる
日本経済新聞 2021.06.01 Next Tech2050より
N2O(一酸化二窒素)は、温暖化への影響度がCO2の約300倍とされ、オゾン層も破壊する。厄介なのは人の活動により出るN2Oの約6割が、作物の生産などを通じた農耕地からで、産業由来のCO2などと比べて有効な削減対策が乏しい点だ。田畑などにまく窒素がカビなどの微生物によって形を変え、N2Oが発生するという。世界的な人口増による作物不足が懸念される中、作物生産を増やそうとするとN2Oも増える状況にあるとのことだ。
1つの方策として着目されているのが、ココナツの殻が繊維状になった「ココナツハスク」で、ココナツに繁殖したダニが土壌のカビを食べ、結果的に肥料をまいてもN2Oが発生しにくくなるとのことだ。土壌に混ぜると通気性が良くなるため、土壌改良資材としても活用されてきた。
【出典元】https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC215YK0R20C21A5000000/
ピートモスの代替品として注目され、土壌の軽量化や改良にもニーズが高いココナツハスク。南国スリランカもこの「ココナツハスク」の輸出を日本多くに行っており、現地の大手製造企業(粒度やEC値を調整可能なココナツハスクを製造)とのネットワークもありますので、興味をお持ちの方はコンタクトをいただけますと幸いです。