【案内】動画「あなたにとっての、あはきとは」/ 函館視力障害センター
2023.04.05
「あはき」って、聞きなれない言葉かもしれませんが、実は、「あんま、はり、きゅう」の頭文字をとった言葉。皆さんの健康維持や視覚障がい者の雇用という面でも、日本の社会を支える基盤になっています。「函館視力障害センター」は、視覚障がい者の中で希望される方に「あはき師」の資格取得をサポートする国立訓練機関で、北海道函館市にあります。
当会が運営するスリランカの指圧サロン「Thusare Talking Hands」の活動も、当センターを含む全国のあはき師を養成機関の元教官や関係者の皆さまから多くのサポートをいただいてきました。
この度、あはき師養成に関わる教官や専門家として活躍する4名の方にスポットを当てたプロモーション動画が完成したとのことで、ご紹介まで。
専門家の「あはき」にかける思いに触れる
あん摩マッサージ指圧師(一般的にマッサージ師と呼ばれる)、はり師きゅう師(一般的に2つをまとめて鍼灸師と呼ばれる)のことを頭文字をとって「あはき師」と呼んでいます。動画では、伝承医術も意味する「あはき」の奥深さを通して、4人の「あはき師」が仕事として、その魅力を語ります。
制作:国立障害者リハビリテーションセンター 自立支援局函館視力障害センター 自立支援推進委員会 地域連携分科会
公立はこだて未来大学Co-Designラボ
動画を拝見して、高い専門性と熱い思いによって、あはき師の育成や施術が行われていることが伝わってきました。
スリランカでは、日本のように国家資格の創設には至っていませんが、指圧マッサージで生計を立てている視覚障がい者が生まれ、その認知も広がっています。今後も日本の皆さんと連携できる事を一歩一歩追求していきたいと思います。
あん摩マッサージ指圧師って何?
「あん摩マッサージ指圧師」とは、日本のマッサージ師の資格の一つで、指圧、マッサージ、あん摩(按摩)などの手技療法を行うことができる専門家です。あん摩は、指圧やマッサージの一種で、指や手を使って筋肉や皮膚を押したり揉んだりすることで、血液やリンパ液の流れを促進し、筋肉の疲労回復や痛みの緩和を目的とします。指圧は、同様に指を使って体のツボに刺激を与えることで、身体のバランスを整えるとされています。
この資格は、国家資格であり、高校卒業後に厚生労働省が指定した専門の養成施設や文部科学省が指定した学校や四年制大学で、現代医学や東洋医学を学んだ上で、「あん摩マッサージ指圧師」、「はり師」、「きゅう師」のそれぞれ国家試験を受けて合格した者に与えられます。あん摩マッサージ指圧師は、病院や診療所、マッサージ店などで働き、患者やクライアントに対して、症状や病状に合わせた適切な手技療法を行います。また、「鍼灸院」や「鍼灸マッサージ治療院」という施術所を開業することができます。