目次

はじめに (事業共同発起人:伊藤奈保子)

当プロジェクトでは、スリランカの「20代の聴覚障がい・発達障がいを持つ女性が、自分たちが憧れる美容系の職種に就けない」という社会課題の解決に焦点を当てています。

そのために、働く場としての「ネイルサロン Thusare Lights Up」をスリランカの実質的な首都であるコロンボに2025年9月にオープンさせ、障がいがありながらも活き活きと能力を発揮できるスリランカ初の包括性の高いネイルサロンづくりを目指します。

Ito Naoko

これまで約20年にわたり、国際協力の現場でスリランカ支援に携わってきました。
前職の日本国際協力財団では、女性や障がいのある方々とともに、廃棄されるバナナファイバーを活用したクラフトを制作・販売する「Musaco」プロジェクトに取り組みました。
また、アプカスと連携し、持続可能な農業技術を広めるとともに、健康的な食品を届ける農業ブランド「Kenko1st」の立ち上げにも関わり、10年以上にわたってスリランカに足を運びながら、共に泣き笑いの日々を重ねてきました。

そして今、私自身のライフワークである「国際協力の障がい者支援分野」において、特にこれまで支援が届きにくかった若年世代の女性たちに焦点を当て、新たなプロジェクトに挑戦します。
信頼するパートナー・アプカスとともに、聴覚や発達に障がいのある6名の女性たちとスリランカでネイルサロンを立ち上げる計画です。

もちろん、課題は山積みです。けれど、チームで力を合わせ、一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。
どうかこの取り組みを、あたたかく見守り、応援していただけたら嬉しいです。

伊藤 奈保子(Musaco Japan/元日本国際協力財団プロジェクトマネージャー)

プロジェクト背景(障がい者分野)

障がい者に関わる諸課題

スリランカで生まれ、障がいとともに生きる若い女性たちの状況

スリランカには、100万人を超える障がいがいると推定されています。障がい者雇用に関する法律(障がい者の権利法 / Protection of the Rights of Persons with Disabilities Act, No. 28 of 1996:障がい者に対する差別の禁止、アクセスの保障、政府・企業などへの雇用努力義務を規定)が一応存在していますが、実際には雇用環境の整備が十分に進んでいないのが現状です。

また、障がい者と貧困に関する信頼度の高いデータは限られますが、下記のデータがあります。

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貧困率について

スリランカでは、障がい者を含む世帯の貧困率は15.7%。障がい者を含まない世帯の8.5%と比べて、約2倍近くにのぼります。

※出典:スリランカ家計所得・支出調査(HIES 2009/10年、スリランカ統計局)

経済活動参加率について

働き盛りの障がい者(15〜59歳)のうち、約7割が就労しておらず、社会との接点を持てないまま取り残されています。

※出典:スリランカ労働力調査(Labour Force Survey 2022年、スリランカ統計局)

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そして、「障がい者の雇用」に関しては、次のような課題があります。

■ 障がい者を包括的に支援する教育システムが整っていない(教育制度の課題

■ 職業訓練を受ける機会が限られ、訓練後の就職支援が十分でない(就業支援の課題、働く場の不足

さらに、障がい当事者が女性である場合には、次のような困難も重なります。

■ 当事者本人や家族が、「女性で障がいがあると働けない」と思い込んでしまっている障がいへの理解不足・情報アクセスの格差

保護者が、障がいを理由に子どもが外部と関わることを避けたがる(障がいに対する宗教観やスティグマの影響)

■ 適切な雇用情報にアクセスできず、信頼できる職場かどうか判断できないため、就職を諦めてしまう(雇用ミスマッチ、就業先への不信感

こうした背景から、特に家庭環境に恵まれず、基礎的な教育や職業訓練を受ける機会がなかった障がい者の多くは、親の仕事の手伝い、クラフトづくりや工場での作業といった低賃金で専門性の低い仕事に就く例が多数であるのが現状です。

中でも、聴覚障がい、発達障がいのある人たちは、基本的に他者とのコミュニケーションが難しいこともあり、経済状況が厳しいスリランカでは、さらに就業が困難になっています。

なぜ、スリランカでネイルサロン? 生まれつつある「新芽」を発見!

一方で、スリランカ国内には、障がい者に専門的な職業訓練を行う国立の訓練校も存在します。ワッテガマ職業訓練校美容コースでは、希望する障がい当事者の女性たちに、スリランカで唯一、フェイシャル、理容、ネイルなど、美容技術の基礎を教えています

現地訪問時に訓練校の校長先生や講師から直接話を伺うと、「スリランカにおいても、特にネイルケアの需要は高く、観光客を含め市場は十分にある」とのことでした。教える側も生徒側も熱意を持って取り組んでいるものの、次のような課題が浮かび上がってきました。

訓練校では、限られた機材と人材で懸命に訓練が行われていましたが、就職先が見つからないという大きな課題がありました

■ 美容の基礎技術は教えられているものの、機材や情報が不足しており、付加価値の高い新たな技術やトレンドなどは教えられていない(訓練内容の不足)

■ 職業訓練校では、技術と同様に重要である「接客」や「サービス」についての教育が行われていない(プロとしての心構えやサービス視点での訓練不足)

そして、何よりも大きな課題は、

■ 訓練後に女性の修了生が安心して継続的に働ける職場がない(働く場の決定的な不足・障がい者を包括的にマネジメントできる企業の不足)

という点でした。

いくら訓練を受けても、修了後に働く場所がなければ、訓練自体が無意味になってしまい、この国で生まれつつある新たな芽が、陽の光を浴びることなく、摘み取られて潰えてしまうことになります。私たちは、それがとても勿体ないことだと強く感じました。

こうした視察や関係者との対話を通して、

「障がいを持った特に若い女性たちが、希望と安心感を持って継続的に働ける場所をつくること」こそが、今もっとも必要とされる事業であると確信しました。

中でも、ネイルサロンはスリランカで受け入れられる可能性が高く、さらに、障がい者が活躍しやすい分野であると考え、ネイルサロン開業に向けて動き出しました。

開業に向けた準備を本格化

2024年9月から、ネイルサロンの開店に向けた準備が本格化しました。

肝心のネイル技術指導については、日本でネイリストとして第一線で活躍しているMayukoさん(実は私の親族でもあります笑)が派遣講師となり、ボランティアベースで現地へ渡航し、技術指導をしてくれることになりました。

また、最も重要なネイリストの卵たち」の募集についても、当事業の計画に賛同したワッテガマ職業訓練校が、快く協力してくれることになりました。

当初は、美容コースを卒業した聴覚障がいを持つ女性のみを対象とする予定でしたが、職業訓練校からの要望により、発達障がいを持つ女性も受け入れることになりました。

最終的に、参加者は18歳から29歳までの、聴覚障がい者3名と発達障がい者3名の、合計6名となりました。この6名と共に新たな船出となります。

プロジェクトを始めて、痛感した。障がい者のリアルな教育環境

2024年12月、日本から現地渡航したネイル技術講師Mayukoさんはじめ、ネイリストを目指す6名とその家族、スリランカ社会福祉局局長、アプカス石川、サロン運営をサポートする伝統医療医師などが集まり、初めての会合を行い、その後、集中的な研修を開始しました。

しかし、早速、想定外の事態も…

私たちも今まで障がい者に関わる仕事に携わってきたので、それなりの準備はしていたのですが、想定以上に障壁になったのは、彼女たちが基礎的な教育をほとんど受けられていなかったことでした。

【動画】2024年12月の初回集中トレーニングの様子。聴覚障がいと発達障がいという想定で、事前に英語をメインとしたビジュアル資料をシンハラ語に訳すイメージで準備。しかし、読み書きそのものができない女性がいるなど、レクチャーに苦戦中の様子

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当初は、技術研修を動画や筆談を用いて研修を行う予定でしたが、参加者の多くがシンハラ語やタミル語を読んだり書いたりできないことが判明しました。さらに、簡単な計算(足し算・引き算)もほとんどできない状況だったのです。

と言っても、前に進むしかありません。そこから毎朝、ネイル施術に関連づけた簡単な算数の学習も取り入れることにしました。

これらの経験を通じて、私たちは改めて、スリランカにおける障がい者の基礎教育の未整備、単一だけでなく複数の障がいを診断できる体制の不十分さ、そして、親たちの教育に対する意識の低さといった課題の根深さを痛感しました。

そのような中でも、試行錯誤しながら、NPO法人日本ネイリスト協会が発行する教材に基づきカリキュラムを定め、まずは40日間・270時間で、技術や接客の研修を集中的に実施しました。

凸凹(でこぼこ)の個性が魅力。チームで働くサロンを目指す

基礎教育を満足に受けられず、算数もできない人がネイル施術をできるのか?——そう不安に思われる方もいるかもしれません。

それでも、日々接する中で、成長や希望を感じる瞬間に何度も立ち会ってきました

また、2024年12月から2025年4月までの5か月間のトレーニングを通じて、各自の「できること」と「できないこと」が明確になってきました。最近では、互いに助け合い、自然にコミュニケーションを取る姿も多く見られるようになってきました。

私たちも障がいの特徴やレベル、教育背景がそれぞれ異なることを踏まえ、理解しやすいビジュアルを多用した指導を心がけています。

働くネイリストたちは、それぞれ得意なことと不得意なことの差が大きいのが特徴です。しかし、私たちはそれをネイルサロンの「個性」と捉え、各自が施術工程の中で得意な分野を見つけ、その技術を伸ばしながら、全員参加で100%の施術を目指して努力しています

中には、計算は苦手でも、キューティクルケアやマッサージといった分野で、サロンでも十分に通用する技術を身につけた女子もいます。必ず誰にでも「得意な分野」があり、それを見つけ出すことが、チームで働くサロンづくりにおいて欠かせない要素だと考えています。

また、お客様とのコミュニケーションにも工夫が求められます。サービスの提供前にお客様へのカウンセリングが不可欠ですが、完全失聴の2人は、文字の読み書きも十分ではなく(うち1人はほとんどできないため)、タブレットを使った筆談も困難です。

そこで、ネイル技術の知識を持つサポートスタッフを配置することにしました。この存在により、施術者は安心して施術に集中できる環境が整いました。

現状では、手足のマニキュアを希望されるモデルのお客様に対し、多いときで手の担当2名、足の担当2名、計4名で施術を行うこともあります。お客様は施術チェアで、まるで女王様になったような豪華な気分を味わえる特権付きです(笑)。

もちろん、経営面から見ると非効率な面は否めません。しかし、「経営面」と「凸凹の異なる個性」の両立をうまく図りながら、来店されるお客様には、ネイルの「美しさ」のみならず、異なる才能が集まった女子のチームワークが生み出す「美しさ」も感じ取っていただけると信じています

ちなみに、彼女たちの施術スピードが向上すれば、この女王様気分の特権は、いずれ卒業となる予定です。

ネイリストたちの近況ですが、現在も、6名とマネージャーが一緒に生活しながら、ネイルのトレーニングを続け、2025年9月の開業に向けて、関係者一同、思いを一つに準備を進めています!

活動のキーワード

  • スリランカで障がいをがある若い女性に対する新たな職域(ネイリスト)の創出
  • 障がい者(聴覚障がいがある女性、発達障がいがある女性)が社会的・経済的な自立を可能にするためのサロン運営とブランド化
  • 障がい者の雇用や経済的な自立に関する理解の促進

プロジェクト目標

1. 障がい特性を活かして働くことができるネイルサロン「Thusare Lights Up」の開店

第一歩のサロン開業を通して

スリランカの若い女性に「ネイリスト」という新しい仕事の選択肢を広げたい(新たな職域の創出)

耳が聞こえなくても、発達に特性があっても、自分らしく働ける場をつくりたい(包括的な働く場づくり)

2. ネイルサロンの安定的な運営・障がい者雇用のモデルケースづくり

さらに、障がい者が働くスリランカ初のネイルサロンの安定的な運営を通して

障がい者が自身の特性に合わせて、希望する仕事に就いていることを実例をもって伝えたい(障がい理解促進のモデルケース)

アクション

ネイリストを夢見る女性が働ける包括性の高いサロンを開業し、経営基盤を安定させる

1. サロン開設と運営準備

コロンボ市内の中心部にある「Thusare Talking Hands(視覚障がい者が働くアプカス運営の指圧サロン)」の2Fを改装し、ネイルサロンとして整備します。

1-a: サロンに必要な設備器具を購入し、設置
1-b: サロン運営を支えるマネジャーや技術サポーターなどのスタッフを確保

2. 技術指導とトレーニング

参加者の障がいの特性や得意・不得意を把握し、適切な研修プランを作成します。

2-a: ネイル専門家の渡航による集中指導を実施(施術手順、衛生管理、接客マナーなど)
2-b: ワークショップや模擬施術の機会を設け、実践的なスキルアップを支援
2-c: 日本からのオンライン含め、個別指導やフィードバックを重ね、参加者一人ひとりの成長をサポート

障がい者が特性を活かして専門的な仕事に就けることをスリランカ社会に広げる

3. 啓発活動と社会理解の促進

より多くの人に、美容分野で障がいを持つ女性たちの活躍を知ってもらう機会を提供し、障がい者が特性に合わせた専門性の高い職種に就く意義について実例をもって広く発信します。

3-a: サロンでの活動や成功例をメディアやSNSを通じて発信(政府機関や障がい者支援団体と連携)
3-b: 地域社会や関係者を対象に、障がい理解を深めるイベントを開催

4. ネットワークの拡大と強化

これまでに築いてきたスリランカ政府、国際協力機関、指圧師養成機関とのネットワークに加え、企業や研究機関との連携を深め、持続可能な支援のエコシステムを構築していきます。

4-a: 日本とスリランカの障がい者支援機関や企業と連携し、プロジェクトの安定運営と事業ネットワークの拡大を模索

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『トゥサーレ』という名は、「Thusare Talking Hands」の創設者であり、自身も視覚障がいがありながらも開発途上国における視覚障がい者の雇用課題に草の根で取り組んだ故・笹田三郎氏(指圧技術指導者/当会アドバイザー)と共に、アイヌ語で「癒す」を意味する言葉から名付けました。また、この名前には「プロとして洗練された障がい者が真の癒しをお客様に提供してほしい」という未来への思いも含まれています。

当サロン「Thusare Lights Up」も、笹田氏がThusare Talking Handsを通じて描いた世界と志を同じく、障がいのある人々が自信とプロフェッショナリズムを育みながら、安定して働ける、包摂的な社会的企業を目指します!

パートナー

【活動連携】ワッテガマ職業訓練校(スリランカ社会福祉局管轄)、Thusare Talking Hands(当会運営の指圧サロン)

【活動資金募集】当プロジェクトは、初の試みとして、活動資金の一部(改修費、支援員雇用費、訓練費用等)についてクラウドファンディングを行いました。

■For Good(日本語/Japanese) クラウドファンディング募集中6月27日~8月31日【終了】
https://for-good.net/project/1001995


■ IndieGoGo(英語/English)【終了】
https://www.indiegogo.com/projects/nail-salon-staffed-by-disabled-women-in-sri-lanka/x/38599403#/

【事業統括・経営支援】伊藤 奈保子 村井美恵子 (Musaco JAPAN, 元日本国際協力財団職員)

【ネイル技術指導支援】鈴木麻友子(JNA技能検定一級) 弥久保佳奈

※ネイリストやマネージャーとの雇用契約、宿泊施設の管理、日々の身の回りのサポート等については、現地非営利事業法人Thusareが、視覚障がいがある指圧師たちと同様に担当します。

プロジェクト成果と進捗

2024年~2025年の事業進捗

ネイルサロン『トゥサーレ・ライツ・アップ(Thusare Lights Up)』の立ち上げ

■ネイルサロン「Thusare Lights Up」のオープンセレモニーを開催

10月13日ネイルサロン「Thusare Lights Up」が仮オープンしました!

ついに、この日を迎えることができました!先日のクラウドファンディングで皆様からいただいた温かいご支援を力に、聴覚・発達障がいをもつ女性が働くネイルサロン「Thusare Lights Up」が、10月13日に無事「仮オープン」を迎えました。

本格オープンは別の建物を予定していますが、まずは運営に慣れるため、現在はコロンボ市の「Thusare Talking Hands」2階を利用してのスタートです。当初はささやかな内輪でのオープンを考えていましたが、これまで支えてくださった職業訓練校の先生方や社会福祉局の方々へ感謝をお伝えする機会にしたいと思い、最終的に約40名の方々が集う温かいセレモニーとなりました。

手話通訳士の方のご協力のもと、式は穏やかにスタート。

ワッテガマ校と私たちを繋いでくださった恩人Athula先生、そしてRandeniya校長先生からは、親御さんたちへのこんな言葉がありました。

「娘を手放すのは怖いでしょう。しかし、彼女たちが一人で生きる力を身につけることを、どうか信じてあげてください。」

また、社会福祉局のDarshani局長からは、「行政と民間が協力し合い、社会で女性たちが輝けるようにしていきましょう」と温かいエールをいただきました。印象的だったのは、ネイリストたちの親御さんが、娘たちを誇らしげに、時に涙ぐみながら見つめる姿でした。その笑顔と涙が、今日という日の意味を静かに語っていました。

セレモニーの最後には、局長と7名の女性たちによるテープカット。店内では、聴覚障がいのある施術者が使うコミュニケーションカードなど、お客様とのやり取りを工夫する取り組みも紹介しました。

その後、記念すべき最初の施術は局長に。

実は今回が2回目の施術でしたが、「技術もスピードも格段に上がっている!」とお褒めの言葉をいただき、女性たちの表情には自信と誇りの光が宿りました。

この日、女性たちの笑顔が本当に輝いていました。皆様からのご支援が、この笑顔に、そして親御さんの涙に繋がっています。

改めて、心より感謝申し上げます。胸がいっぱいになる喜びとともに、ここから始まる新しい挑戦に、身が引き締まる思いです。

この小さな灯りが、より多くの人に見つけられ、より優しく世界を照らせるように。新たなスタートのご報告でした。

トゥサーレは、指圧サロンとネイルサロンの2店舗体制に

姉妹店となる視覚障がい者が働く指圧サロン「Thusare Talking Hands」では、現在14名の視覚障がいがある指圧師が在籍し、Google Reviewsでも継続的に高い評価を得ています。こちらで培ったノウハウを最大限に生かして、ソーシャルビジネスとしてネイルサロンの運営にも取り組んでいきます。

トゥサーレでは指圧師にネイリストも加わり、さらに賑やかになりました。指圧技術指導の橋本あけみ氏のレクチャー時に記念撮影

クラウドファンディング「For Good」による開業資金一部の資金サポート募集【終了】

プロジェクトリーダーの伊藤奈保子氏とアプカスが共同で、初の試みであるFor Goodサイトでのクラウドファンディングに挑戦し期間中192名の皆さまから、プロジェクトへ3,059,609円(応募額300万円の102%達成)の応募をいただきました。本当にたくさんの皆さまから、ご支援と激励のメッセージをいただきました。ありがとうございました!

■プロジェクト名:聴覚・発達障がいをもつ女子とネイルサロン開業に挑戦!@Sri Lanka

■期間:📅 2025年6月27日~8月31日 (募集は終了いたしました)

■目標金額:🎯 300万円

■プロジェクトページ:https://for-good.net/project/1001995

障がい者の職業訓練の実情視察とフィージビリティ・スタディ

本プロジェクトは、障がいのある女性たちの職業的自立を目指し、ネイルサロン「Thusare Lights Up」の開業に向けて段階的に進められてきました。2024年から開業に至るまでのスケジュールと今後も計画は、下記の通りです。

課題の収集と実施可能性の検討

  • 2024年5月
     ワッテガマ職業訓練校にてヒアリングと現地視察を実施。障がい者の雇用に関する地域課題を確認しました。
  • 2024年8月
     サロン開業に向けた具体的な協議を開始しました。

受益者の選定とトレーニングの開始

  • 2024年9月
     ネイルサロン開業の決意を固め、プロジェクトが正式に始動しました。
  • 2024年11月
     研修参加者として、聴覚・発達障がいのある女性6名を選定しました。
  • 2024年12月〜2025年1月
     日本人ネイリストによる第1回目の研修を実施(40日間・計270時間)。参加者の基礎技術習得をサポートしました。
  • 2025年2月〜3月
     プロジェクトマネージャーが現地に継続滞在し、サロン開業準備およびトレーニング運営に携わりました。
  • 2025年4月〜
     コロンボ市郊外の施設にて、実践的な研修を継続中です。

サロン開業に向けた施設整備

5月22日コロンボ市内のグランドオリエンタルホテルで開催された「Employment Support Job Fair」の様子
  • 2025年5月
    コロンボ市内のグランドオリエンタルホテルで開催されたJICA主催の「Employment Support Job Fair(エンプロイメント・サポート・ジョブフェア)」にThusareチーム(指圧+ネイル)として参加し、技術を実演
  • 2025年6月
     指圧サロン「Thusare Talking Hands」の2階部分を活用し、ネイルサロンへの改修工事を開始しました。
  • 2025年10月
     ネイルサロン「Thusare Lights Up」が正式に開業しました。

当プロジェクトへの応援メッセージ【クラウドファンディング募集時】

日ごろからアプカスの活動で連携し、お世話になっている皆様、スリランカや国際協力事業に深い関りをお持ちの皆様から、クラウドファンディング募集に伴い、当事業への温かな応援メッセージをいただきました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

応援メッセージをいただいた皆様(敬称略) 
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鈴木 憲和(衆議院議員) 
為末 大(株式会社Deportare Partners 代表取締役) 
山田 佳奈(NPO法人日本ネイリスト協会 常任本部認定講師・マスターエデュケーター)
青 晴海(北海道文教大学副学長・国際学部長/元JICAスリランカ事務所長)
安田 菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
馬場 繁子(NGOスランガニ代表)
前田 昌弘(京都大学人間・環境学研究科 准教授)
村岡 桃子(照明デザイナー・(株)ライティング プランナーズ アソシエーツ)
海老名 秋子(株式会社ジャパンヘナ 代表取締役)
金子 正美(酪農学園大学名誉教授/株式会社インターリージョンCEO)
荒井 悦代(日本貿易振興機構アジア経済研究所・地域研究センター南アジアグループ 研究グループ長)
大槻 隆行(スリランカ日本人会 副会長/D&O International (PVT) LTD 代表取締役)
青木 崇行(カディンチェ株式会社 代表取締役) 
豊田 圭一(株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役)
田村 菜津紀(GLOBIS 代表室ベンチャーサポートチーム G-STARTUP事務局長)
小川 真吾(認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事・海外事業部長)
鈴木 真里(認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21 副代表理事)
本川 勇次(株式会社シーキューブ 代表取締役社長)
神谷 政志(SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director)
濱田 祐介(カラピンチャ・オーナーシェフ)
MEGURU(メディアクリエイター・フリージャーナリスト)
田畑 智佳子(日テレイベンツ・フリーアナウンサー)
松本 玲奈(元海外協力隊員 バレー・体育分野/日本スリランカ野球友好協会 副理事/合同会社コスモ 児童発達管理責任者)
宝達 凜(立教大学現代心理学部4年/2024年アプカス・インターン)
織戸 光(中央大学法学部3年/2025年アプカス・インターン)
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皆さまの応援に応えるべく、チームで力を合わせて進んでいきます!

メディア掲載

6月上旬に共同通信社に現地取材いただきました。

6月13日 静岡新聞デジタルWEB掲載