【Voice】 オフィスセラピー派遣@JICAスリランカ事務所を開始しました
2024.02.03
JICAスリランカ事務所で現地職員向けの指圧体験会を実施
視覚障がい者が働く指圧サロン「トゥサーレ・トーキング・ハンズ：Thusare Talking Hands」の活動は、近年、コロナの長期化や経済危機の影響で来客が減り、逆風が続いてきました。コロナ前には、約10名の指圧師が所属し、指圧技術や視覚障がい者の指圧師の存在を広く知ってもらうために、指圧サロンでの施術に加え、派遣型の指圧サービス「Office Therapy Service（オフィスセラピー）」を大手のIT企業や商社向けに展開していました（例えば、お昼休みなどを利用して短時間の施術したり、会社イベントに派遣したりと、企業の福利厚生やCSRの一環として社員にサービスを提供したいニーズが当時は結構ありました）。
コロナの影響で人同士の接触が敬遠されたため、オフィスセラピーサービスをここ何年か行えてなかったですが、今回、JICAスリランカからお声がけをいただいて、オフィスセラピーを再開できることになりました。
今回は初回ということで、現地職員の方向けにThusareの活動や2022年に完了したJICAとの連携事業（草の根技術協力事業）について紹介し、その活動で制作した動画も見ていただき、障がい者が適性のある仕事に就く社会的な意義について知っていただきました。
その後、6名の職員の方々が約20分の指圧施術を行いました。やはり、皆さん、オフィスでの座り仕事が多いせいなのか？、肩こりが酷かったようです（笑）。体験者の中には、近々、指圧サロンで60分の施術コースを受けたいと言ってくれた方もいました。まずは、2週間に一度のオフィスセラピーを続けてみる予定です。
JICAスリランカの皆さま、トゥサーレの活動を後押しする機会をいただき、ありがとうございました！
サロンの運営にはなかなか難しい状況が続いていますが、観光客が多い時期もあり、お客様の予約も増えてきました。お客様の施術後のレビュー評価も高く、今後は新人指圧師の訓練なども再度検討したいと思っています。
スリランカにお越しの際は、ぜひトゥサーレにお立ち寄りください。
関連情報
当投稿に関連する情報は下記の通りです。
指圧サロン「トゥサーレ・トーキング・ハンズ：Thusare Talking Hands」
