【Voice】石積み&窓枠取り付け

【20150319 長屋再生の現場から③ 石積み&窓枠取り付け】

現場3日目。スリランカの建築では、組石造が一般的な建て方です。

日本と違って地震がないので耐震性を気にする必要がなく、また、材料が安価で施工が比較的簡単なので普及していると思われます。

今回の再生部分も、やや特殊な作り方ではありますが、組石造です。石(セメントブロック)を積んでいく作業は簡単そうにみえて、実はなかなかの練度を要する作業です。まっすぐ、隙間無く積んでいくことはもちろんですが、微調整が必要となった場合、その場でセメントブロックを必要なサイズになるよう加工して、隙間などにねじ込んでいきます。

大工さんは手のひらの上でセメントブロックを回転させながら小手で叩いて適当なサイズに削ります。その場で加工がしやすいセメントブロックを用いた礎石造はスリランカの風土にあった技術なのかもしれません。

今日は窓枠が一つ、完成しました!(前田)