【Voice】長屋内の炊事場でのできごと

タイミングが合えば、長屋での薪火調理も見せてくれるかも?!薪で沸かしたお湯で入れた紅茶は、スモーキーな香りが加わります

  ある宿泊客の夕食をツーリズムサポーターのお母さんが用意している際に、(長屋で他の家と一連になっているために)宿泊客が台所に入ってきて困っているとコンシェルジュ(スタッフ候補生)の一人から連絡が入った。

薪で料理をする台所は、至るところが煤けており、不潔に思われるのではないかと案じ、あまりお客さんに見せたくないと コンシェルジュ が思っていたこともあり、できる限りの英語で「ご飯を準備したらすぐに持っていくので部屋で待っていてください」と伝えた。それでも宿泊客は、その場を離れてくれず、困っているという内容だった。

薄暗い長屋内に調理の炎と香辛料の香りが立ち込めます

当会スタッフが、コンシェルジュの代わりに話したところ、宿泊客は、薪で料理をするのを見たことがなく、それが珍しくて興味深く見ていたとのことであった。

かまどや土鍋を使っての料理が特段珍しいと思っていなかった研修生や住民は、何か問題があるのではないかとハラハラしていたとのことだったが、この一件を通して、こういう「当たり前のこと」も「体験」として提供できるという新たな価値を感じる機会になった。